枚方市ってどんなところ？
枚方市は大阪府北東部に位置し、大阪市と京都市のほぼ中心にあるため、大阪市や京都市への通勤が便利なベッドタウンとして発展しています。枚方市を「ひらかた市」と読むことが難しく、「まいかた市」や「まいほう市」などと読み間違える人も多くいます。
読み間違えの多さには枚方市自ら自虐的なキャンペーンを行い、市のPRを行うなど話題にもなっています。枚方の地名は古く、古事記や日本書紀などにも登場し、奈良時代から貴族の遊猟地として利用され、江戸時代には宿場町として栄えました。
現在は住宅街のほか、市内には6つの大学があり、住宅都市、学園都市として幅広い年代の人が利用しています。また、V6の岡田准一さんが園長をつとめる「ひらかたパーク（通称ひらパー）」も宣伝活動がメディアに取り上げられることも多くあり、地名を耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
スポーツ面では全国高校ラグビー優勝校がある他、バレーボールVリーグのパナソニックパンサーズの本拠地があります。人口は戦後から増加しつづけ、現在は大阪府でもトップ5に入る人口となっているほどです。
交通面では、鉄道路線において京阪交野線、京阪本線、JR片町線などが市内を通っています。枚方市の中心となる枚方市駅では京阪交野線と京阪本線が乗り入れており、駅前には商業施設が立ち並んでいて利便性も良好です。
ビオルネ・イオンや京阪百貨店、京阪枚方ステーションモールなど多くの商業施設が並んでおり、枚方市駅の北口、南口の両方で発展が見られています。枚方市駅周辺は再開発も始まっており、今後さらなる発展が期待できる地域でもあります。
枚方市駅の他に市内で栄えている駅は、樟葉駅（くずは駅）周辺です。京阪電鉄により、くずはモールという大型ショッピングモールが開発され、2005年に全面改装されています。全面改装後は京阪本線の特急列車が停車するようにもなって利便性が向上するとともに、活気あふれる街並みに変化してきました。
また鉄道以外の交通網も充実しています。枚方市を縦断する国道1号は交通量も多く、道路沿いには商業施設や娯楽施設が多くが立ち並んでいます。それ以外にも国道170号、307号なども通り、車での交通の便も良いです。
バスの運行も多くあり、市内を循環するバスだけでなく、枚方東京間をつなぐ東京ミッドナイトエクスプレス京都号や樟葉、枚方から関西国際空港をつなぐ運行バスなど、長距離バスも利用可能となっている点も大変便利です。
また枚方市の特徴として、住宅都市、学園都市の機能だけでなく、健康医療都市としての顔も持っています。関西医科大学や関西歯科大学が所在していることもあり、医師、歯科、看護、薬剤師の学部が揃っています。医療機関も市内の各地区に多くあり、医療施設が充実しているといえるでしょう。
枚方市における土地価格の平均値
枚方市全体の土地価格の相場は坪単価45万円程度となっています。それぞれの地区ごとに平均値を確認してみましょう。枚方市駅周辺は商業施設や交通アクセスなど利便性の良さから市内で最高値の坪単価平均80万円となっています。
続いて高値となっている地域は商業施設が充実している樟葉駅周辺で坪単価平均69万円です。樟葉駅に近くなるほど坪単価も高額になっており樟葉駅近くの人気の高さがうかがえます。
枚方市駅にほど近い宮之阪周辺の坪単価も平均58万円と市内では比較的高値となっています。宮之阪周辺でも宮之阪駅よりも枚方市駅に近いエリアの坪単価が高い傾向があり、宮之阪駅周辺では坪単価平均が50万円前後に留まっています。
続いて坪単価が高い地域は、御殿山周辺です。御殿山駅は京阪線の枚方駅の隣の駅でもあり、御殿山周辺は枚方市駅周辺とも隣接しています。そのため、御殿山駅からは離れていても、枚方市駅周辺に近いエリアでは、京阪線御殿山駅周辺とほとんど変わりがない坪単価平均となっています。
御殿山周辺ではエリア全体の坪単価平均は49万円程度となっていますが、枚方市駅方面のエリアと、御殿山駅周辺のエリアで坪単価平均54万円前後となっています。
そのほかの御殿山周辺では40万円台の坪単価平均です。枚方市駅をはさみ、御殿山周辺と反対方向に位置する枚方公園周辺では、エリア全体の坪単価平均は48万円程度ですが、枚方公園駅周辺は50万円以上の坪単価平均になっているのに対して、駅から離れた国道沿いでは坪単価30万円台～40万円前半の坪単価になっています。同じエリアでも駅周辺との価格差が大きいことが特徴的です。
その他の星ヶ丘、牧野、光善寺周辺の坪単価平均が40万円台、津田・長尾周辺など枚方市駅から離れている地域は坪単価平均30万円台と、枚方市内でも低価格で購入できるエリアとなっています。
枚方市駅、樟葉駅周辺を中心に坪単価が高額になっており、離れるほどに坪単価平均も低価格になっている傾向があります。
